今年もとっとり花回廊写真コンクールにたくさんのご応募をいただきました。一般部門からは155点、今年新設されたジュニア部門からは15点の作品が集まりました。ご応募いただいた皆様、ありがとうございました。
厳正なる審査を行った結果、下記の方々が受賞されました。
作品は12月12日(土)~1月11日(月祝)まで、北館2階にて展示しますので、ぜひご覧ください。
■最優秀賞■ 村川 節秀
「競演」
(本人コメント)
冬花火にライトアップされた噴水と、踊る夜空が美しく競い合う光景が幻想的でした。
(審査評)
今回の最優秀賞作品は群を抜いて素晴らしい作品であった。
花火とイルミネーションを上手く盛り込んで、花回廊らしさを存分に表現できている。
噴水の水の動きも流動的で素晴らしく、花火の光によって雲が映り込んでいる部分にもテクニックの高さを感じた。
■特選■
山里 幸司 「フラワードーム増殖中」
(本人コメント) 太陽の光が降り注ぐ中、木々の紅葉とかわいいミニフラワードームがたくさん出来ててかわいかったです。
(審査評) 逆光を上手く使えている。さらに裏に紅葉を配して、ミニフラワードームを際立たせている構図も良かった。太陽が虹色に光っているのも魅力的。 |
辻田 稔子 「光の園」
(本人コメント) 目の前に幻想的な光景が広がっていました。
(審査評) メルヘンチックな情景を上手く切り取った作品。水上花壇を歩くカップルと手前のぼかした電球が世界感を醸し出している。 |
金本 祥志 「たかいたかい」
(本人コメント) 2歳の息子との桜の思い出写真です。来年はさらに成長して体重も増え、たかいたかい出来ないかもしれないけど、またチャレンジしたい。とっとり花回廊でしか撮れない素敵な構図でした。
(審査評) 桜と大山のバッグがよく効いており、子どもをたかいたかいしている様子からは親子の愛情が伝わってきた。春らしい暖かな陽気も感じられ、微笑ましい写真であった。
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■入選■
吉田 源市 「桜吹雪の木の下で」
(本人コメント) 当日は風が強く吹き、桜が舞い散り道は白く染まり、又太陽の日差しが入り、すばらしい光景でした。そこへ一組のご夫婦が、満開の桜と桜吹雪を熱心に撮影されていたのが印象的でした。
(審査評) 桜吹雪が舞う風景を切り取った構成が、動きがあって良い。その中に人物が配されていることで柔らかさや自然な感じが表れている。 |
草村 秀次 「秋色に包まれて」
(本人コメント) 秋のとっとり花回廊は森の中も美しい。回廊から一歩踏み出すと優しい秋の色がいっぱいでした。
(審査評) 手前のぼけを生かして、綺麗な淡い色調に仕上がっている。モデルの雰囲気も高まり、良いハイキー写真であった。 |
真砂 昇平 「二人の世界」
(本人コメント) クリスマスイブ、イルミネーションを二人じめして、さわやかに語り合うカップル。すてきな一夜になるといいね。
(審査評) 二人の笑顔が自然に写されており、見ている方もほんわかした気持ちになる。手前に光が上手く入り込んでいる点も良かった。 |
寺澤 敬人 「時間旅行」
(本人コメント)クリスマスカラーの水上花壇のイルミネーション、時間を忘れて魅せられ、あたかも時空をワープしているかの様。レンズのズーミングでワープしているように表現してみました。
(審査評) 高度なテクニックを感じる作品。特殊な技術を生かしてイルミネーションを個性的に表現している点が新しい。 |
田中 正義 「クリスタルロードに魅せられて」
(本人コメント) クリスタルロードの色が変化するなかでスーッと引き込まれるような魅力を感じました。
(審査評) 赤のイルミネーションのシンメトリーな構成が、奥行きを上手く表現している。人物が若干ぼけているのもかえって良い。
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たくさんのご応募ありがとうございました!
■審査員特別賞■
【池本喜巳賞】 田中 正義 「滝越しのイルミネーション」 (本人コメント) 回廊にある小さな滝の流水を入れて、イルミネーションを別な角度から撮りました。
(審査評) 滝の裏側からイルミネーションを狙った大胆な撮影方法に感心した。ここから新しい写真表現が生まれるかもしれないという、可能性を見て審査員特別賞に選んだ。来年、このアングルでもっと面白い作品が出てくるのを期待している。 |
【福島多暉夫賞】 和田 京子 「月夜の花園」 (本人コメント) 雲の切れ目に出た満月の灯りに映し出された花園が輝いていました。
(審査評) 応募作品の中にイルミネーションの写真はたくさんあったが、自然なムーンライトを写した作品は少なく、目を引いた。自然光と照明を上手くミックスしたライティングで、静かな月夜の風景が美しく表現されていた。 |
【とっとり花回廊園長賞】 大江 公史 「秋の思い出」 (本人コメント) 紅葉がきれいな所でフラワートレインが来るのを待って撮りました。赤と黄がマッチしてお気に入りの写真になりました。
(審査評) この写真は一見、フラワートレインを狙っているように見えて、実は後ろのパンダの遊具を狙っていたのではないかと思った。作者のユーモアと高度なテクニックを感じ、審査員特別賞に選ばせてもらった。 |
■ジュニア賞■
森下 新太 「レディーガガ」 (本人コメント) 花がレディーガガのようにきれいだったから。
(審査評) 被写体をよく観察し、一生懸命撮影したのが伝わってくる作品。色もピントも非常にシャープで、美しいスイレンがしっかり写されている点を評価した。 |
岩佐 美晴 「お花といっしょにミストシャワー」 (本人コメント) 弟がうれしそうにミストシャワーをしていたので写真をとりました。
(審査評) 大人にはない視点で切り取られた作品で、かなり意表を突かれた。子どもの表情といい、着眼点といい、大胆でおもしろい。写真でないと表現できないユニークな一枚であった。 |
■佳作■
タイトル | 本人コメント | ||
佳作 | 吉田 源市 | ライトアップに華そえて | ライトアップだけでも素晴らしいショーで毎年通っていますが、満月のライトアップチャンスは年に1回。このチャンスを逃さないため天候を祈る思いで待ちました。天候に恵まれ、ライトアップ、満月、雪の大山のコラボレーション、とても素晴らしい光景でした。 |
佳作 | 森本 博行 | 春が来た | カタクリが咲くと、いよいよ春になると思います。 |
佳作 | 矢倉 敏久 | 晩秋 | 丘の上に作業する人達の姿が浮かび上がっておもしろいと思った。 |
佳作 | 住田 祐樹 | 向日葵畑 | 眼前に広がる一面の向日葵と、花回廊のシンボルを夏空と共に撮影した、夏の花回廊らしい一枚です。 |
佳作 |
渡辺 敏美 | オランダ風の風景 | 花回廊ならではのチューリップの風景を写しました。 |
佳作 | 寺澤 敬人 |
フラワートレインが 描く20周年 |
水上花壇を上から俯瞰していると、走行するフラワートレインの電飾が20の文字を描いているように見えました。長時間露光で撮影しています。 |
佳作 | 真砂 昇平 | クリスマス イブ | 回廊のイルミネーションを一家族の子供に目線が行くお父さん、お母さん。写真をやわらかくしてくれた気がする。 |
佳作 | 仲田 直志 | 花あふれる日に | 6月、心地良い晴れの午後、ゆっくりと花を楽しみ歩く人たち。心豊かになるひと時。 |
佳作 | 中山 修一 | 特等席 | 花火を何処で見るか悩むけど、イルミネーションと一緒に見えるこの場所が一番かも。 |
佳作 | 坪倉 誠 | 桜の樹の下で | 待ち合わせ風に撮りました。 |
佳作 | 竹下 さなえ | 夢の世界 | イルミネーションの光に誘われて、夢の世界に人々が集まってきました。 |
佳作 | 村川 節秀 | エントランス | 宇宙への入口を思わせるような演出に時間の経過を忘れてしまいました。 |